lifestyle01

今ならSEとしてユーザー系SIerに転職するチャンス?


ユーザー系SIerは、システムのユーザー企業のソフトウェア開発部門が子会社として独立したもので、親会社の実績が優れていればいるほど、そのノウハウやシステムの得意分野や特徴がはっきり現れやすくなります。ユーザー系SIerは基本的には親会社グループのシステム支援業務が中心になります。

ユーザー系SIerの長所としては、親会社やそのグループ企業でのノウハウや実績を利用できるところにありますが、短所としては、グループ外企業に対して自前の営業力が必要になります。商社や金融会社などの情報システム部門が、グループ企業の案件を受注してシステム構築を行うことを目的として設立されているので、SEとしてはひとつの業種に詳しくなるというメリットはあります。

具体的には、野村総合研究所や新日鉄住金ソリューションズ、伊藤忠テクノソリューションズ、住商情報システム、三井情報など大手のユーザー系SIerがあります。これらのユーザー系SIer企業では、リーマンショック以降アウトソースを縮小して情報システムにより積極的な内製化を進めることで、コストの削減や開発の効率化、迅速化などが求められており、より優秀なSEを多く募集する傾向が強くなっています。

また、ユーザー系SIerのなかでも、親会社の案件への依存度をできるだけ低くして、他の顧客の案件を積極的に受注する企業も増えてきました。そのため、より幅の広い仕事が行える環境に変わりつつあり、転職もしやすくなってきています。

ユーザー系SIerでのデメリット

私はもともとユーザー系SIerで勤務していました。当時からよく言われていたデメリットですが、やはりその会社の性質上、同じグループ企業の中でしか働けない=つぶしが効かないという事が挙げられます。グループの中だけで通じるシステムにおける開発案件や、技術などに携わる事が多いので、仮にその会社が縮小したり転職を考えだした時に何もできない人材が出来上がっているということになります。キャリアアップが難しく、一生その会社で過ごすならいいけど、転職を想定しているなら早いほうがいいという結果に至りました。

またユーザー系SIerでは一般市場向けの部門もあることは珍しくありません。対外的なアピールにもなるのと、マス向けのサービス、ソフトウェアの開発ということでその会社では花形の部門になる事が多いと思います。私もこの部門で働いてましたから一般に販売されてるようなソフト開発を行ってたこともあります。この部門に居た場合は転職のときに有利に働くと考えたわけですけど、そこまで有益なキャリアでもなかったな、と今では思います。